私の、寂しくちいさな生活。

北国の中では都会の方。
道は狭く、車が行き交うことが時々難しい。
時には小学生が飛び出してくる、少し賑やかな住宅街。
その中の、コンクリートに囲われたちいさなマンションの上の方。

大きな窓を除けば、山が見える。
毎朝5時半、緑々とした色にほっと一息をつき、毎日コーヒー片手にベランダに出る。
コーヒーは、毎日丁寧にコーヒーミルで豆を挽く。
一杯分だけ、自分の分だけ、丁寧に。

ここに一人。
足元に一匹。
少し寂しいけれど、一緒にいるから寂しくない。
私の寂しく、ちいさな生活。