交際費をワクワク削減する、意外な方法

こんにちは、YOHAです。

 

節約をする上で、必ず通る道に「交際費をどうする」があると思います。
お金が全く貯まらなかった時代。
「今が一番楽しければいい」とか、「今若いうちにお金を使わないと」とか、
色々な言い訳をして、とにかくいろいろ遊び回りました。
毎週、家にいるなんて、充実していない!とにかく遊びに行かないと!
そんな焦りに襲われて、とにかく誘われたら断らず、夜な夜な飲みに出ていました。

その交際費、本当に必要?

正直、あの時行った店、食べたもの、楽しかった思い出。
今は、ほとんど覚えていません。

 

大事な友達といった大切な思い出ならいいんです。
でも、数々の飲み会は、半分ぐらい「お付き合い」でいったもの。
楽しかったのかしら?あの頃の自分は。
美味しかったのかしら?あの料理たちは。
遊び方は、本当にあれでよかったのかしら?

 

若い頃、遊んでいた友達で、今連絡をとっているのはたった二人。
私の今でも付き合いたいと、大事にしたいと思っている友達はたった二人しかいません。
このたった二人の友達は、飲みに行っただけではなく、
一緒に色々な経験をした大事な大事な、一生付き合いたいと思える友達です。
一緒にいると楽しくて、ワクワクして、色々なことをしたくなる。
会ったら、元気が出て、明日も頑張ろうと思える、そんな友達です。

 

でも、あの頃。飲みに行ったたくさんの友達は、
果たして本当に、私に元気をくれていたのかしら。
別に毎回、飲み会に意味を見出せと言っているわけではないんです。
でも、今でも後悔しているのは、本当は飲み会が苦手で、断りたいな、めんどくさいなと思っても、とにかく全部に顔を出していたこと。
自分を偽って、充実した毎日を送っていると見栄を張りたくて、飲み会に出ていたこと。
本当に無駄な時間とお金だったと思います。

 

確かに色々なところに出ることで、人脈も広がるのでしょう。
将来、仕事に生かしたいとか、起業したいとか、そういう人もいるでしょう。
でも私は違った。
私は、できるだけ仕事をしたくないし、起業するタイプでもない。
社交性もないし、人付き合いが得意でもない。
極論、正直自分の大事な人以外はどうでもいいんです。
そして、若い頃あれだけ張った見栄、今の人生に何か一つでも生きていたかしら?
と、思います。

正直に、「お金ない!」と言ってしまえ

友達と遊んで思い出に残っていることがあります。
それは、本当にお金がなかった時代。
勇気を出して、友達に
「ごめん、遊びたいんだけど、お金がなくて…お金のかからない遊びをしない?」
と誘ったことがありました。
お金がないなんて、恥ずかしくて、本当は言いたくなかった。
でも、この友達には正直に言えたんです。
そしたら、その友達からは、なんと
「…実は、私もあんまりお金なくて。ちょっと無理してた。そう言ってくれて助かる!」
と言われました。
お金がないのに、無理して背伸びした遊び方をしたのは、お互い様だったんだな~と
気が抜けたのを覚えています。


そして、お互い無理をしていたとわかった後は、
二人で色々な”遊び方”を話しあって、考えて…
それがまた、本当に楽しかったんです。

お金をかけないで遊ぶって、一見貧しくて、ツマラなさそうに見えます。
でも実際やってみると、いろいろと考えるのが楽しくて、工夫するのがワクワクします。
人間は、制限されるとクリエイティブになれるって、本で読んだことがあります。
まさにこのことだな~と思いました。

大人だから楽しめる、「貧乏ごっこ

ちなみに、私が良くやっていた「お金をかけずに遊ぶ」こと。
夜遊ぶことが多かったので、飲みにいく→以下の遊び方法に変えるということをしました。

寒空の下の「天体観測」ごっこ

月食とか、天体観測系が多かったです。
と言っても、友達と一緒なら、いつ流れてくるかわからない星を見つめて
『こないね〜』なんて言い合う時間も楽しいもの。
この時は、暖かい毛布と、ポットに入れた飲み物と、おやつを持っていきました。
準備段階でとても楽しかったのを覚えています。
青春時代に帰ったようでした。
頭の中では常に BUMP OF CHICKENの「天体観測」がエンドレスリピートです。

弁当持ち寄り「ピクニック」ごっこ

自作のお弁当を作って、ディナーに行く代わりにピクニックで楽しみます。
初めての時は少し照れますが、お弁当を交換とかもしていました。
車だったので、毛布とか持ち込めます。
暖房を切って、窓を開けて、近所に迷惑のならない場所でお話しするのが楽しかったです。

気分はさながら「温泉旅行」ごっこ

近場の安い銭湯に行って、限界までお風呂でまったりします。
お金はかかってしまいますが、とはいえ近くの銭湯なので500円程度。
いろいろ合わせても1000円以下で行えます。
今はコロナが出てきてしまったのですが、昔は銭湯でお話ししてても問題がなかったので楽しめたのかもしれません。
その後、車の中で食べるアイスがなんと美味しいこと。

 

つまり、結局お金をかけなくても、大好きな友達と一緒にいるだけで幸せなんです。
飲みにいくのも、こうしてお金をかけずに遊びにいくのも、結局目的は一つ。
お話に花を咲かせることです。
当時は車がありましたが、車が無ければ無いなりに、
またいろいろ楽しめることを考えるでしょう。
一人で考えるのではなく、友達と一緒に考えるのも、またワクワクしますよね。
なんにせよ、「制限」から生まれるパワーは侮れません。

童心にかえる、「遠足」ごっこ

昔よりもお財布事情は裕福になった今。
この友達とは、あいも変わらず「貧乏ごっこ」を楽しんで遊んでいます。
最近はもっぱら、「近所の新しいところ発見!」の遊び。
お散歩感覚で、気になっているお店を周ります。
その中で、買いたい物があればそれもよし。
でも、お金はいくらまで!とお互い決めてから遊んでいるので、
うんうん唸りながら慎重に決めます。
まるで、小学生の「おやつは300円まで」のよう。
やっていることは、小学生の遠足と変わりません。
でも、飲みにいくより遥かに健康的で、楽しいです。

 

これを読んでいる方が、もし交際費でお悩みなら、
ぜひこのような、楽しい遊び方もあるんだよ!と共有したいと思いこの記事を綴りました。
制限することで生まれる楽しい遊び。
自分で考える遊びは、懐かしくもあり、楽しくもあり、ワクワクします。
小学生の頃にタイムスリップしたかのよう。
ぜひ、やってみてください。
あのワクワク、大人になった今だから、経験できる気持ちがありますよ。

 

YOHA:)

自分をガラリと変えたいなら、真っ先に下を向け

こんにちは、YOHAです。

 

昔の若かった頃の私は、いつも何かに焦っていて、
そして「このままではいけない」と何かに駆り立てられ、
でも行動力を出す勇気も出せず、自分がやりたいことも見つけられず…
とにかく、満たされない毎日を送っていたように思います。
たった数年前なのに、あの頃と今は全然別の生活をしています。

 

昔の生活は

・朝7時に起き、慌ただしく化粧とご飯を済ませ、バタバタと家を出る
・とにかく自分へのご褒美が多く、会社帰りにまっすぐ家に帰らず、買い物をする
・9時まで仕事をして、その流れで飲み会
・まっすぐ帰ってきても、ご飯を食べてすぐ寝る
・休みの日は「もったいないから」と無駄に外出し、散財
・そして、とにかく家の中が汚い

という、慌ただしい割に、満たされていない生活を送っていました。

 

打って変わって、今の生活は
・朝5時半に起床。ゆっくりと身だしなみを整える
・朝10分かけて、ささっと掃きそうじを済ませる
・犬の散歩に20分~30分出かける。帰ってきたら、玄関とトイレを掃除する。
・お弁当を作り、朝ごはんをゆっくりと済ませる
・食後に、コーヒーを味わう
・まっすぐ家に帰り、食事の支度をする
・家で楽しめる趣味がたくさんあるので、無駄に外出しない
・ボーッとする時間をもつ

 

だいぶ変わりましたね。
主に変わったのは、心の持ちような気がします。
いつも余裕があり、焦ることもなく、昔に比べて使うお金はだいぶ減った。
なのに、幸福度が増した気がします。

 

毎日はできなくても、週に1度は必ずやると心がけていることがあります。
それは、「足元を見つめ、靴を磨く」です。


1週間頑張って歩いてくれた靴を、磨きます。
「仕事ができる人は足元が綺麗」とか、
「仕事ができるようになるなら、とにかく靴を磨け」とか、
色々な自己啓発本で書いてあります。
私が靴を磨くようになったのは、そうではなくて、
ふと目に止まった「禅」の本を読んでから。

 

「脚下照顧」

自分の足元をよく見なさいということです。
この言葉に出会ってから、毎回、靴を必ず揃えて脱ぐようになりました。
脱ぐだけではなく、必ず靴を下駄箱にしまうようになりました。
あなたのおうちはここだよ。と、毎日靴を休ませてあげることにしました。
それによって、玄関に余白が生まれ、掃除がしやすくなりました。靴を下駄箱で休ませてあげるようになってから、靴に愛着が湧くようになりました。
とはいえ、私が履いている靴は、自分がこだわって買った靴ではありません。
しばらく使っていなかったランニングシューズを、会社の通勤用におろしたもので、
正直自分でも「なんでこんなデザインの靴買ったんだ…」
と昔の自分のセンスを疑うくらい奇抜な色をしています。
それでも、靴を休ませることによって、靴を労わる気持ちが湧いてくる。
そうすると、1週間頑張って土や埃を受け止めながら、
私を目的地まで運んでくれたこの子に愛おしさを感じるようになります。
そして、その靴をクリーナーで磨く。
1週間頑張ってくれた靴は、とても薄汚れてしまっています。
丁寧に磨くことで、白さを取り戻します。
心なしか、生き生きしているようにも見えます。
すると、不思議と「いつもありがとうね~もっと一緒にいようね~」という言葉が頭に浮かんできます。

「感謝」とか「ありがとう」の言葉とか、ひねくれた私は昔から嫌いでした。
「ありがとうと言うことで、人生が良くなる」みたいな本も何冊か読みました。
ですが、やはり損得を考えながら「ありがとう」と言っても、
どこかで言わされている感というか、本心じゃないので、自分に胡散臭さを感じていました。
ですが、最近の足元を見つめて、靴を磨く行為で、
自然と物に対して「ありがとう」という気持ちが湧いてくるようになったんです。
捻くれものの自分にしては、びっくりするほどの心境の変化です。
そして足元を見つめ、己の行為を振り返る。
迷いとか、どうしようとか、不安とか、そいういう気持ちではなくて、
不思議と前向きになれるんです。
これが、心に余白をもつということな気がします。

副産物かもしれませんが、昔に比べて、
明らかにちょっとした「運がいいな~」って思う機会も増えました。
これも、余裕があることで、昔気づかず素通りしてしまっていたものが、
気づけるようになったのかもしれません。

 

靴磨き。
掃除が嫌いな人にはめんどくさいかもしれません。
ですが、足元を見つめ、自分を見つめることで、心に余裕ができ、生活が整っていく。
今の生活の基盤を支えてくれる、教えのような気がします。

 

YOHA:)

「家計簿がめんどくさい」に隠された本当の心

こんにちは、YOHAです。

私は、事務のお仕事をしています。
経理を担当しており、普段からお金に絡むお仕事をしています。
日頃のお金の流れを記録し、今月いくら利益が出そうか、見込みを作ります。
予算も立てますし、そして実績をもとに今年どうだったか、振り返る。
そんな大事なお仕事ができるようになりました。
会社の数字を日頃から見ているからか、自分の家でも家計簿は欠かせません。
会社の経営も、自分の家も、利益や貯金を捻出するためにはまず

 

・日頃のお金の流れを記録する

・実績をもとに、見込みや予算を立てる

・実際、どうだったのかを振り返る

 

が基本になります。

 

そんなわけで、よく会社の人たちと、自分の家でのお財布事情の話になります。
普段、私は家計簿アプリ、「マネーフォワード」を使っています。
昔は家計簿と言ったら、手書きでノートに記録するアナログな方法でした。
今は、とっっってもいい時代になりましたね。
スマホのアプリで簡単につけられる。
クレジットカードを連携しておけば、記録することも不要です。
だって、クレジットカードの履歴から、勝手に記録してくれるんです。
自分が入力しなくても、勝手に家計簿ができあがっちゃいます。

 

そんなわけで、会社の人にも「マネーフォワード」をお薦めしているのですが、
大体返ってくる答えは

「えーもう私、めんどくさくて、そういうの、ダメなんだよね」

なんです。

こんなに簡単なのに。
勝手に記録してくれるのに。

確かに、使ったことのないものは未知数です。
初めは、何事も、新しいことをするのって、とってもたいへんですよね。
訳がわからないから、疲れちゃう。

 

ですが、ふと思ったんです。
家計簿は確かに、つけるのはめんどくさい。
でも、みんなが家計簿をつけたくないのって、

「己と向き合うのが怖い」

からなのではないでしょうか。

 

だって、見なければ、知らなければ幸せなことってたくさんあります。
家計簿をつけることで、自分は実は、お金を使いすぎているのかもしれない。
無駄遣いがこんなにたくさんあるのかもしれない。
あー…思った以上に、私の家計はあんまり良くなかった…
もうちょっとちゃんとしなくちゃなあ…
そんな現実が、突きつけられるかもしれません。
だから、みんな家計簿をつけないのかなって思います。

 

私は、家計簿は続けなくてもいいと思っています。
初めの数ヶ月間、あくまで大体のお金の流れを記録する。
自分のお金の使い方の癖がわかれば、あとは家計簿をつけなくても大体わかります。
でも、最初はその癖がわからない。
自分のことは、案外自分が一番わかっていないものです。
なので、痛みを伴うかもしれないし、嫌な気持ちになるかもしれないけど、
自分ってこういう人なんだなって、改めて自分のことを知るのは、
とってもいい機会だと思うんです。
家計簿もその一つ。

 

私も、家計簿をつけ始めた時、自分のお金の使い方の荒さに驚愕しました。
暴飲暴食を重ね、1年ぶりに体重計に乗った時の、あの感覚です。
ひいっと恐れ慄きます。
お腹についた贅肉に、普段は見て見ぬ振りをするのに、
数字の力はすごいです。
まるで、自分を採点されたみたい。
あなたは30点。もうちょっと頑張りましょう。
アニメ・サザエさんに登場する、テストを返された時の、カツオ君みたいな心境です。

 

でも、まずはそこから始まるんです。
見て見ぬ振りしていたら、明日もまた、自分の考えなんて変わりません。
痛い目を見ないと、所詮自分は変えられないんです。
まずは一歩、踏み出して、体重計に乗るように。
意識改革もお財布改革もまず、自分を把握することから。
そんなふうに思います。

 

YOHA:)

9分の生活に貧乏なし

こんにちは、YOHAです。
みなさんは、お給料が入ったら何をしますか?
私はまず、通帳を見て

「入金額×9割」
を計算します。
そして、私の今月のお給料は、この9割の金額だと、自分をとことん騙します。

 

さて、今月のお給料。
入金額は15万3千円でした。
いろいろ引かれて、手元に残ったお金がこの金額です。
私は家計簿をマネーフォワードというアプリを使ってつけています。
あまり細かくはつけていませんが、毎月の収支は記録しています。

お金を貯めることで最も大切な2つのこと

これを読んでくださっているあなたは、貯金されていますか?
そして、その貯金に目標はありますか?
私は、ひっそりと資産目標2千万円を掲げています。
この金額は、私が将来、生活に余白を余裕を持って暮らすための目標です。
そして、そのために私が絶対に守っている3つのルールがあります。

 

・自分の稼いだお金、使ったお金を把握すること

・使ったお金は、稼いだお金を絶対に上回らないこと

 

当たり前のことですね。
基本中の、超ド基本です。
でも、貯金できていなかった昔の私は、それが全くできなかったんです。
よく、先取り貯金がいいって聞きます。
でもできない。だってめんどくさいから。
いちいち、他の銀行に振り込みに行くのが、手間で仕方ない。
なんなら貯金とか考えるのがもうめんどくさい。
家計簿?めんどくさい。
収支?何それめんどくさい。
自由に生きていたい。なんとかなるさ~
もう画面をそっと閉じて、みなかったことにしたい。
皆さんの声が聞こえます。これはかつての私の声です。
でも、そうではダメなのです。

 

貯金を意識的に心がけるようになって、決めたこと。
1割。初めから「なかったもの」として、自分を騙すことに決めました。
そして、自分を騙すために「家計簿」を始めました。

 

入金額は15万円ちょっとですが、私の給料は15万円×9割。
大体13万5千円。
これが私の今月の給料なんだなー
少ないなー
でも十分だもんね
そんなふうに、自分に言い聞かせて暮らしています。

 

さて、初めから13万5千円で暮らそうとすると、どうなるでしょうか。
まず、大体かかるお金を把握しましょう。
これは、1ヶ月だけざっくりと、家計簿をつけてみることをお勧めします。

 

さて、私の最低限かかる生活費は

 

・家賃5万4千円

・ガス代1万2千円

・電気代3千円

・通信費2千円

・水道代3千円

合計7万4千円

 

これが私の今の固定費です。
そうすると、残りは6万円ちょっと。
こう計算してみると、結構、お金って余っていますね。
ここから、食費、日用品代、お犬様の積立代、そして私の娯楽費が差し引かれます。

 

一人暮らしなので、食費は2万円かからないくらいです。
日用品はあったり無かったり。大体5千円ぐらいにします。
お犬様の積立代は5千円。これは保険代わりです。
うちの子はまだ4歳。
保険に入らない代わりに、若くて健康なうちは積立しています。
合わせて、3万円くらいが変動費になります。

 

このほかに、毎月通っている病院代や、うちの子の日用品など、
ちょこちょこ発生した変動費を差し引くと、
お小遣いとしてちょっと使っても、私の貯金額は毎月2万円ぐらいになります。
13万5千円と思い込んで、貯金は2万円。
貯金に回せない月があっても2万円は使えるんです。

 

でもね、最初に書いた通り、実はこれ、収入×9割です。
本当は、「無かったもの」として、まだ1万5千円の心の余裕があるんです。
2万円足して、合計3万5千円。
これだけあったら、突発的な何かが発生しても、十分対応できます。
毎月の絶対ルール、「使ったお金は稼いだお金を上回らない」をクリアできます。

 

とは言っても、結局大事なのって、心の持ちようです。
毎月「このくらいが私のお給料なんだな~」って思い込ませることで、
無意識に、無駄なものも買わなくなります。
大体、このぐらい、と目安を決めることで、より一層、意識します。
お財布の紐も、きゅっと固くなります。

 

収支を把握することって、とっても面倒臭いです。
でも、意識をつけるためにとっても大事なことです。
ざっくりでもいいんです。
おすすめは、一円単位じゃなくて、100円単位、切り上げで。
もっと自分を騙したいなら、1000円切り上げでもいいかもしれません。
人間は、使うお金は少なく、入ってくるお金は多く見積もる生き物ですから。

 

まずは自分が使っているお金の流れを把握することから始めてみましょう。
正直とってもめんどくさいです。
でも、人間って、「見える化」すると、とっても視界がクリアになります。
きっと、モチベーションが上がりますよ。
そして、自分を騙してみましょう。
お財布の1割の余白を、一緒に作ってみませんか?

 

YOHA:)

知っているか?我らの正体が、羊だということを

こんにちは、来てくれて、ありがとうございます。
YOHAです。
余白が好きなので、YOHAです。
38歳女性です。仕事は事務員をしています。
最低賃金で働いており、手取り15万円と言われれば、
きっと世の中としては最低賃金に属するのでしょう。

家賃5万4千円のこの家で、ひっそりと暮らしています。
手取り15万円に対してこの家賃、とっても身分不相応ですね。
我が家には柴犬の相棒がおります。
家賃はいわば、この愛おしい相棒への貢物のような物です。
なぜなら、この相棒連れの私を住まわしてくれるおうちはなかなかないのです。
お部屋は34平米。
少しだけ狭く感じますが、余白を愛する私には少し広くも感じられます。

 

月収15万円、これは手取りの金額ですが、実は総支給は19万円をちょっぴり超えています。
ボーナスも年2回ほどあったので、一応年収は270万円近くでしょうか。
ですが、手取りは15万円ちょっと。
税金で、4万円近く持っていかれる計算になりますね。
20年前、高校を卒業して、働いて間もない時。
総支給は16万円。それでも、手には14万円残っていた記憶があります。
そう考えると、え、税金って…と愕然としてしまう毎日です。

 

昔読んだ、所得税の本に、こんなことが書いてありました。

「会社員とは言わば、政府に毛を刈り取られる羊である」

言い得て妙な表現だなって思いました。
私たち会社員は、羊なのです。
ある時が来たら、羊毛を刈り取られるごとく、暖かい身包みを剥がされているのです。
そして、毎年毎年、その刈り取られる羊毛は、分厚く、私たちの残った羊毛は少なく。
冬の北風が、とても骨身に染みるようになりました。


よって、私の手取りは15万円。
これが私の、残った身包みです。
家賃を5万4千円払い、水道光熱費と通信費で合計2万円近く払っています。
私の住む北国は、プロパンガスです。
夏場でもお風呂に入るだけで、月1万円ほど無条件に搾り取られます。
食費だって、月に2万円はかかっています。
生活費に関しては、まだまだ改善の余地があるので夢は広がりますね。
でも、お犬様の何かあった時のための積立金だけは、絶対に欠かせない。
などなど、いろいろ差し引いていくと、普通に生活しているだけでも10万円。
残るお金は5万円。大事な大事な5万円です。

 

私の毎月の貯金額はまちまちです。
時には3万円だったり、1万円だったり、まるっと5万円だったり…
ですが、必ず行うこと。
私はこの身包みたちは、投資信託という里子に出します。
この身包みたちは、私の中では「いなかった自由」にします。
そうすることで、無駄なお金の出費を防ぎます。
だって、大切な大切な私の数少ない羊毛だもの。
ちょっと「いいな~」なんて心が揺らいだぐらいでは、
この大切な羊毛を捧げるには全く至りません。
いや、至ってはいけないのです。


私のお財布は余白だらけだけど、ちゃんと里子に出している。
いつか蒔いたタネが成長して、私の未来に時間という「余白」を作ってくれる。
そう信じて、毎月、スカスカなお財布を眺めて、余白を楽しんでいます。

少しだけ余るから、人は何かを欲しくなる。
でも無かったら、何も買わない。
だって、私の周りには、もう沢山あるんだもの。
みなさんも、少し余ったら、手元のブタさん貯金箱に餌を与えてみませんか?
お財布の余白の代わりに、未来に少し、「余裕」という名の余白ができますよ。

くれぐれも、お財布はレシートでパンパンなんてことないように。
凛とした諭吉さんより、ダンディーな夏目さんより、色気漂う樋口さんより、
のっぺらぼうなレシートさんで渋滞しているなんて場合は、
真っ先にレシートを取り出して、余白を確保してあげてくださいね。
お財布さんも、快適に。

 

YOHA:)

白に取り憑かれて人生が変わった日

月収15万円ぐらいで暮らしています。
YOHAと申します。

40代目前、34平米のマンションで、

女性独り、犬一匹、身を寄せ合って生活しています。
正社員で、毎月200時間働いていますが、手取り15万円とちょっとです。
手取りは少し少ないですが、実はとっても豊かに暮らしています。

 

私が大事にしている信念は「余白」。
人生の価値観、方針とも言えますね。
心に「余白」。
家にも「余白」。
そんなわけで、名前も「YOHA(KU)」。
全て、余白を大事にしていたら、豊かな生活になりました。

 

私の家には、物があまりありません。
元々とても部屋に物が多かったですが、余白を求めていたら、
いつしか少ない物で生きていけるようになりました。

 

余白を求めて生きていたら、いつの間にか部屋がきれいになりました。
床の8割に何も置いていない状態になりました。
部屋がきれいになったら、なんだか貯金ができるようになりました。
物を買わないわけではないんです。
お気に入りのものはガンガン買っていたので。

 

20代、母親と二人暮らしをしていました。
生活費は折半だったので、一人で暮らすよりもはるかに豊かです。
生活費は6万円ぐらいでしょうか。
当時、収入は300万円程度。
貯金はなんと、30万円。
「若いうちは使ってなんぼだ~い」という、いかにも~な言い訳を振り翳して、
服を買い漁り、物を増やし、浪費し、
そして、仕事での愚痴を毎日言い続け、ストレスを溜め込み…
また服を買い漁り、自分を着飾り、物を増やし、浪費し…
のループを繰り返していました。

 

いつの日だったか、もう今は覚えていません。
デザインの本を読んでいた時でしょうか。
「余白の大切さ」を説いたコラムだったように記憶しています。

 

余白。

よ は く。

YO・HA・KU。

 

魔法のようでした。
文章の周りに、適切な白い空間があるだけで、その文章がオシャレに、
そして何かとても意味のあるものに見えたんです。
たった一つの言葉を輝かすために、贅沢にとられた美しき白。
その中に凛とする少しだけの黒。
言葉はなんだっていいんです。
周りに美しき白があれば

 

- S U T E K I -

 

ほら、なんかとってもスタイリッシュで素敵。

 

ちょうど同時期に、ミニマリストという言葉を知って、片付けたい欲求が爆発しました。
何もない空間を埋め尽くすかのように、隙間なく配置したインテリアたちも、
寒々とした床を隠すように敷いたラグも、なんか全てが不要なものに思えて、
一気に捨て去り、母親に「物を大事にしなさい!!」と怒られ、
第××次反抗期を迎えたのもいい思い出です。

 

そしたら、30万円しかなかった貯金が、少しずつ増えていったんです。
50万円の壁を越えることは、20代最後の日まで一度もなかった。
100万円なんて、夢のまた夢でした。
気がついたら、あっという間に通帳の金額が7桁に突入していました。
そこから何やかんやで一人暮らしをするようになり、
減ったり、増えたり、仕事が忙しくてストレスが増えるたびにまた減ったりを繰り返し、
今は正社員。年収270万円。
余白が生んで育てた私の資産は500万円の壁に手が届きそうです。

 

この金額を少ないと思うでしょうか。
それとも「よくやった、がんばったね!」と
これを読んでくださっている方は、褒めてくれるでしょうか。
若い頃、貯金が全然できない体質だった私にはとっても快挙です。
えらいね、私。よくやった。これからも大切に育んでいこうね。
そんな気持ちで、毎日ゆとりある心で日々生きております。

 

この日記は、そんな余白に取り憑かれた私の、

・低収入でも豊かに暮らしている生活のこと
・低収入でもちょっとずつ育てているお金のこと
・ストレス社会でも、家に帰ると穏やかに暮らせているメンタルのこと

 

などなど、綴っていこうと思います。

若かりし頃の私のように、毎日イライラして、貯金もできなかった方に、
低所得で、将来が不安で、心にゆとりがない方に、
そもそも世越しの金は持たねえ主義のあなたでも、
少しでも心の片隅に残ってくれたらいいなと思っています。

 

 

YOHA:)

私の、寂しくちいさな生活。

北国の中では都会の方。
道は狭く、車が行き交うことが時々難しい。
時には小学生が飛び出してくる、少し賑やかな住宅街。
その中の、コンクリートに囲われたちいさなマンションの上の方。

大きな窓を除けば、山が見える。
毎朝5時半、緑々とした色にほっと一息をつき、毎日コーヒー片手にベランダに出る。
コーヒーは、毎日丁寧にコーヒーミルで豆を挽く。
一杯分だけ、自分の分だけ、丁寧に。

ここに一人。
足元に一匹。
少し寂しいけれど、一緒にいるから寂しくない。
私の寂しく、ちいさな生活。