知っているか?我らの正体が、羊だということを

こんにちは、来てくれて、ありがとうございます。
YOHAです。
余白が好きなので、YOHAです。
38歳女性です。仕事は事務員をしています。
最低賃金で働いており、手取り15万円と言われれば、
きっと世の中としては最低賃金に属するのでしょう。

家賃5万4千円のこの家で、ひっそりと暮らしています。
手取り15万円に対してこの家賃、とっても身分不相応ですね。
我が家には柴犬の相棒がおります。
家賃はいわば、この愛おしい相棒への貢物のような物です。
なぜなら、この相棒連れの私を住まわしてくれるおうちはなかなかないのです。
お部屋は34平米。
少しだけ狭く感じますが、余白を愛する私には少し広くも感じられます。

 

月収15万円、これは手取りの金額ですが、実は総支給は19万円をちょっぴり超えています。
ボーナスも年2回ほどあったので、一応年収は270万円近くでしょうか。
ですが、手取りは15万円ちょっと。
税金で、4万円近く持っていかれる計算になりますね。
20年前、高校を卒業して、働いて間もない時。
総支給は16万円。それでも、手には14万円残っていた記憶があります。
そう考えると、え、税金って…と愕然としてしまう毎日です。

 

昔読んだ、所得税の本に、こんなことが書いてありました。

「会社員とは言わば、政府に毛を刈り取られる羊である」

言い得て妙な表現だなって思いました。
私たち会社員は、羊なのです。
ある時が来たら、羊毛を刈り取られるごとく、暖かい身包みを剥がされているのです。
そして、毎年毎年、その刈り取られる羊毛は、分厚く、私たちの残った羊毛は少なく。
冬の北風が、とても骨身に染みるようになりました。


よって、私の手取りは15万円。
これが私の、残った身包みです。
家賃を5万4千円払い、水道光熱費と通信費で合計2万円近く払っています。
私の住む北国は、プロパンガスです。
夏場でもお風呂に入るだけで、月1万円ほど無条件に搾り取られます。
食費だって、月に2万円はかかっています。
生活費に関しては、まだまだ改善の余地があるので夢は広がりますね。
でも、お犬様の何かあった時のための積立金だけは、絶対に欠かせない。
などなど、いろいろ差し引いていくと、普通に生活しているだけでも10万円。
残るお金は5万円。大事な大事な5万円です。

 

私の毎月の貯金額はまちまちです。
時には3万円だったり、1万円だったり、まるっと5万円だったり…
ですが、必ず行うこと。
私はこの身包みたちは、投資信託という里子に出します。
この身包みたちは、私の中では「いなかった自由」にします。
そうすることで、無駄なお金の出費を防ぎます。
だって、大切な大切な私の数少ない羊毛だもの。
ちょっと「いいな~」なんて心が揺らいだぐらいでは、
この大切な羊毛を捧げるには全く至りません。
いや、至ってはいけないのです。


私のお財布は余白だらけだけど、ちゃんと里子に出している。
いつか蒔いたタネが成長して、私の未来に時間という「余白」を作ってくれる。
そう信じて、毎月、スカスカなお財布を眺めて、余白を楽しんでいます。

少しだけ余るから、人は何かを欲しくなる。
でも無かったら、何も買わない。
だって、私の周りには、もう沢山あるんだもの。
みなさんも、少し余ったら、手元のブタさん貯金箱に餌を与えてみませんか?
お財布の余白の代わりに、未来に少し、「余裕」という名の余白ができますよ。

くれぐれも、お財布はレシートでパンパンなんてことないように。
凛とした諭吉さんより、ダンディーな夏目さんより、色気漂う樋口さんより、
のっぺらぼうなレシートさんで渋滞しているなんて場合は、
真っ先にレシートを取り出して、余白を確保してあげてくださいね。
お財布さんも、快適に。

 

YOHA:)